私がこれまでプレイしたゲームはライトゲーマーの末席にギリ食い込むかどうか程度の数で、長続きしたものでも数か月。一番ハマった？と言えそうなのはソリティアで５年くらい続きましたが、アプリを立ち上げるのは便座に座って唸っている日常のわずかな時間のみに限定されていました。
そんな私がEVE Onlineをダウンロードして気が付けばもうすぐ二年半。
EVEの歴史からすればプレイ期間は短い部類に入りますが、それでもどうしてこんなに長続きしているのか納得できる答えが見つかりませんでした。
そんなある日、海外旅行を趣味にしていた頃に渡航先で書いていた日記を読み返しているうちにふと気が付きました。EVEは海外旅行に似てる！
EVE Onlineでのプレイスタイルは実生活でしていることと似たようなものになると思います。
大きな会社の一社員として働くのに向いている人はEVEでも組織に所属しているだろうし、個人事業主はソロプレイヤーになりがち。
外交官や弁護士がアライアンスお抱えの交渉人になっていたり、プログラマーが便利なツールを開発したり、トレーダーがジタやペリメターに居座ってゲーム内経済をコントロールしていたり。
これは個人の資質がダイレクトに反映されるEVEにおいて自然な事かもしれません。
単一サーバーで世界中のプレイヤーが混在するNewEdenを宇宙船に乗って航海するのは海外旅行をしているが如しです。
ある者はコーポレーションという名の旅行代理店に参加申請しスケジュールに従って海外観光を、ある者は自力でビザを取得して格安航空券を片手に具体的な旅程を決めず国際線に搭乗します。
EVE Onlineでソロプレイヤーになることはバックパッカースタイルで海外旅行をするのと同じ面白さと相応の危険が伴います。
多くのプレイヤーはEVEをソロで始めると思いますが、この悪名高き学習曲線のネタ画像が示す様に、ほとんどのプレイヤーが一週間以内にドロップアウトしていく様は初の海外旅行でインドにやってきた旅行者と近似しています。
空港に降り立って早々に文化とマサラの洗礼を受け、旅行期間中ずっと宿に引きこもり、帰国。
バックパッカー入門あるある。
EVE宇宙をソロで闊歩するガイドとして企画された『バックパッカースタイルで行くEVE Online』は私が書いた旅行記を「原文ママ」で公開するものです。
価値観や文化の違い、詐欺師や海賊プレイヤーとのやり取りなど、私の旅行記を通して自己流のやり方を掴んでいただければ幸いです。Fly Safe o7
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