2020年11月30日月曜日

帝国一周クローンソルジャー狩りグランドツアー

おはようございます。データ斉藤です。
こんにちは。レリック斎藤です。
こんばんは。コンバット齋藤です。
ごきげんよう。ワームホールです。
は?
でおなじみのJitaの穴っです!

どんどんよく分からない方へ向かっている感覚のある今日この頃ですが、「ちょっとアレなのかな?」と感じたら見て見ぬふりを貫いてください。

世阿弥の奥義書『花鏡』奥段にあるように
初心忘るべからず
この句、三箇条の口伝あり
 是非の初心忘るべからず
 時々の初心忘るべからず
 老後の初心忘るべからず
この言葉を胸にいざローセクへ。
あの日やっていたことを今ならどれくらいできるか?という成長の確認に、クローンソルジャーを狩り、タグを集めに帝国領を渡り歩いてまいりました。

まだやったことがない方は新たな挑戦として、ローセクベルトへ赴いてみましょう。
あまり儲かりませんが結構楽しかったりします。


【クローンソルジャーとは】

私はEVEを始めて間もない頃にヌルで単身生活をしていましたが、ゲートキャンプやローミングが激しくてウロウロできない時はアルファアカウントの別キャラでローセクにてクローンソルジャー狩りに励んでおりました。
ある日、通りすがりのプレイヤーに「あんたABでラッティングしてんの?」と聞かれ、「AB?ラット?」ってなって意味が分からず困ったことがありました。
ABはアステロイドベルトのこと。ラッティングはNPCをネズミに例えて「ネズミ狩り=NPC狩り」ということを教えていただきました。

クローンソルジャーとはローセクのアステロイドベルトに現れるレアNPCです。
通常のNPCと比べて強力で、その分バウンティーが高めになっています。
また、高値で取引されるタグをドロップします。
レアNPCではありますが、スポーン率はかなり高めに設定されているようです。

クローンソルジャーはSSが0.1、0.2、0.3、0.4のシステムで別の名前になり、SSが低くなるほど強くなります。
ドロップするタグも強いNPCの物ほど高値で取引されていますが、0.1と0.2は高価で0.3と0.4は安いという明確な差があります。


【どんなタグ?】

ShipkillやPodkillでマイナスまで低下したキャラクターのセキュリティステータスを改善します。
詳細はB-OSP EVEONLINE WIKI「PvPガイド セキュリティステータス(Security Status)」「セキュリティタグによるセキュリティの改善」の項目を読んでください。

PVPの日々で「Your security status has been lowered」して真っ赤になったSSのプレイヤーが、安全にハイセクに入るために手っ取り早くSSを改善させる場合などに使用するものです。

今回は1つ15M以上で売れるであろうネゴシエイター(SS 0.1)とトランスポーター(SS 0.2)のタグを対象にします。
※かつてはネゴシエータータグが30Mくらいで売れていたのですが、かなり値が下がっています。


【使用した船】

強めに設定されているNPCとはいえクルーザーならT1艦でも簡単に勝てます。
でも、それでは面白みに欠けるということで、今回使用した船はなるべく安く組んだ船で実用に耐えるスペックを目指しました。
好きなんだけど普段は出番がないような船を乗り回したいというのが、この企画の発端になっています。
主にT1フリゲートで。無理な相手ならT1駆逐艦まで、と限定しました。


【各派閥別クローンソルジャーのスペック】

左が強い方のネゴシエーターで、右が弱い方のトランスポーターです。
全海賊派閥共通で、ネゴシエーターはワープディスラプター、トランスポーターはウェビファイアーをしてきます。
ネゴシエーターは交渉するそぶりもなく、トランスポーターは輸送任務を放棄して、己の役目を理解していないのか積極的に攻撃を仕掛けてきます。

タンクはどちらもアクティブタンクでかなりの回復量です。
弱い方のトランスポーターでもDPSが200未満だと、おそらく無限にタンクされます。
弱点属性は通常の派閥NPCの傾向に準拠しますが、レジはかなり高めに設定されています。
火力も高めで、直撃を受けるとT1小型艦ではすぐに落とされてしまいます。

 
ガリスタスの厄介なところは必中のミサイル攻撃をしてくることです。
Sigが大きかったり速度が遅いともろにダメージが通ります。
ゆえにT1駆逐艦は攻略に向いていません。
また、ガリスタスの通常攻撃属性はキネティックですが、サーマル100%になっているので注意してください。
小型艦で攻略する場合は全派閥中最高難度だと思います。
ミサイルダメージ量は、レジとSigと速度から計算されるので、飛んでくるミサイルに向かって直進しようが速度が出ていれば問題ありません。操船に関しては一番簡単です。
自分が装備している武器の最適射程を意識した距離でオービットを指示して終了です。

 
サーペンティスはブラスターでの高火力攻撃が特徴ですが、こちらが小型艦の場合は近距離でオービットすることで弾をかわせるので、接近するまでのタンクと十分なDPSがあれば問題ありません。
接近する時は直撃を喰らわないようにスパイラルインで弾をかわします。
これはガリスタス以外のクローンソルジャーに当てはまります。

エンジェルはシールド回復量が多めで、全派閥中最もタンキーです。たぶん
クローンソルジャーを小型艦で攻略する場合はDPSがネックになりますが、最も火力が高いブラスターのボイド弾に対する耐性が高めなのも厄介なところです。

 
こちらもボイド弾に耐性が高いので同様です。

同上。


【帝国一周クローンソルジャー狩りグランドツアー】

今回は個人的な試みとして、一日で全派閥のクローンソルジャー・ネゴシエーターとトランスポーターからタグを手に入れる帝国一周ツアーを計画しました。
これらのNPCが出るのはSS0.1と0.2のシステムに限られるので、なるべく少ないジャンプ数で一周できるルートを設定しました。

Jitaからブラックライズに行き、そこをスタートにしています。
各地を回ってすべてのタグを手に入れたら、ブラックライズまで戻ってガリスタス・ネゴシエーターを1killして終了です。(最後の1kill必要ある?)
実施したのはハロウィンイベントの時期だったのでかなり前ですね。
これが出発前に大雑把に計画したルートです。132ジャンプあります。
そして実際に移動していく際に、危険地帯を迂回したり、船を調達しに近場の商都まで行ったり来たりしたので、最終的には200ジャンプを軽く超える超長距離移動になりました。
さらに、スポーンしやすいとは言えターゲットがレアNPCの類なので、朝から始めて深夜までかかってしまい、ブラックライズにもどる頃になると脳が「うによ~ん」ってなってましたね。
休憩時間も長かったですけど。

移動に使った船は、第一目標であるガリスタス用にFitしたインカーサスで、各地を巡りながら近場の商都で適した船に乗り換え、用が済んだらまたインカーサスで、という運びでした。
カッコイイから。インカーサス。


【クローンソルジャーの狩り方とFit】

ガリスタス VS インカーサス
おそらくガリスタス・ネゴシエーターを余裕をもって攻略できる小型T1艦はインカーサスだけだと思います。マーリンでも試しましたがタンクが厳しく、ダメージがアーマーに入る手前で何とか落とせた感じでした。
このFitは今回の企画以前に試行錯誤の末にたどり着いたもので、少しいじっただけで攻略が厳しくなります。
ガレンテ艦にはホブゴブリンを積みたい、という気分でドローンを選択していますが、僅差でホーネットの方が良いかもしれません。
なるべく安いFitということでマグネティック・フィールド・スタビライザーをT1メタ品にしていますがT2推奨です。
金額があまり変わらないし、撃破までの時間がかなり違ってきます。
ただし、CPU関連のFit系スキルがオール5ない場合はFitできないかもしれません。




サーペンティス VS インカーサス
時間の節約という意味も含めて同じFitのインカーサスを使いました。
ブラスター装備のカタリストかコーモラントにした方が、攻略時間の大幅な短縮になります。
500mオービットすればほとんど当たらないので、接近するまで耐えられるバッファタンクでも十分です。
※トランスポーターはWebをするので駆逐艦では弾が当たるかもしれません。




エンジェル VS スラッシャー(インカーサス)
エンジェルネゴシエーターを何とかFGで攻略することができましたが、あまりにも時間がかかったためスラッシャー(駆逐艦のThrasher)に頼ることになりました。
エンジェルはミンマター艦で何とかしたいということで先にリフターで挑戦しましたが、下のFitで21分1秒かかりました。
また、インカーサスのレジリグをExpに変更したものだと9分25秒でした。
後になってもっと火力が高くなるFitがあることに気が付きました。
それでもDPSが240くらいなので十分な火力まで少し足りない感じです。
これで↓いけますかね?トランスポーターには十分な火力だと思います。

駆逐艦になると持ち前の火力で余裕で攻略できました。
Fitに関しては特に気にすることもなく、十分なシールドバッファがあれば後は火力に振って問題ない感じです。



サンシャ VS トーメンター
アマーのDPS担当FG、トーメンターに活躍してもらいました。
攻撃属性も対サンシャに向いています。
十分な火力ではありますが、ヒートシンクをT2にすることをお勧めします。



ブラッド VS トーメンター
上のFitと同じです。




対ガリスタスのインカーサス以外はツアー中に移動しながらFitを考えたので、もっとこうした方が良いというのがあると思います。
これくらいのFitで何とかなった、くらいに思ってください。

まだスキルトレーニングが十分に進んでなくて厳しいかも、と思われる方はSS0.3か0.4のクローンソルジャーに挑戦してみてください。
私がアルファキャラで狩っていたのは0.3のシステムでした。
乗っていたのはトーメンター。ターゲットはブラッドです。
上のFitより雑なもので、DPSは150未満くらいだったように記憶しています。
クローンソルジャーの仕様が当時と変わっていなければ、それくらいで何とかなるはずです。倒すのに10~15分くらいかかったと思いますが。

クローンソルジャーのスポーン率は高めです。
気のせいかもしれませんが、SSが低くなるほど出現率が高い印象があります。
1回のスポーンで1機のみですが、同じシステムで別のベルトに同時に出現することもあります。これまでに最多で3機確認しました。
これはkillせずに全てのベルトを2巡して調べたので、間違いなく1つのシステムに3機いたと言えます。最終的に3つのタグが手に入りました。


【クローンソルジャー狩りでの注意点】

ローセクに行く、ということがそもそも危険ですね。
それはこれまでの記事を読んで、それなりに何かやってみた方なら何とかなるとして。
もっと注意するべきは、ローセクベルトにスポーンする正真正銘のレアNPCです。

ローセクベルトで狩りを続けていると、ごく稀にモーダス先輩が登場します。
ガルム(ノコギリクワガタみたいでカッコイイ)、オルトロス(ノーコメント)、バーゲスト(ウチワエビみたいでオシャレカワイイ)です。
※オルトロスは日本語表示でオーソラスなんですかね?私はオルトロスかオルトスの方がなじみがあるのでそう呼んでいます。

それぞれが同じ船を造るためのBPCをドロップします。
ドロップ率は100%だと思います。
BPCの供給源は他にモーダス領のNPCステーションのLPストアだけのはず。
なので高値で売れます。
トルピード上方修正の影響のためか、特にバーゲストは記事を書いている現時点で高値がついており、BPCの状態でも契約で600Mくらい(ピーク時で1Bを超えました)で売れているので宝を運ぶ幸運の船ですが、T1FGでは傷一つつきません。
一番弱いガルムでもかなり強いです。
ツアーで使ったインカーサスなら勝てそうですが、試したことがないので自信はありません。
ということで、フリゲートでベルトラッティング中にモーダスを見かけたら一目散にワープで逃げてください。
モーダス狩りはそれなりの船を使った方が良いと思います。


【モーダス狩り】

クローンソルジャー狩りはそんなに儲かるものではありませんが、モーダス狩りを目的とした場合、副収入として良い感じの額になります。
そういうことで、ここからは儲け話としてのモーダス狩りについてです。

モーダスは、とりあえずワープしてみた1つ目のベルトに居た、ということもありましたが、通常は滅多に見かけることはないので、スポーンするまでベルトラッティングでNPCを潰し続ける必要があります。

アステロイドベルトのNPCスポーンに関する情報は以下です。
1つのNPCグループを全滅させると20~30分くらいでリスポーンする。
ベルトにワープすることでスポーンがトリガーされる。
一度スポーンしたNPCは、倒すかダウンタイムを挟むまで固定。
突然ワープで逃げる(またはその場で消える)ことがある。(別のベルトに移動する場合と行先不明の場合があり、後者はいなくなる?)
1つのシステムに最多でおおよそ半分のベルトにNPCがスポーンする。(NPCが行先不明で移動した場合は、ダウンタイムを挟むまで、その数だけスポーン可能数が少なくなる。)
以上を踏まえて効率よくNPCをスポーンさせ続けるために、2つか3つのシステムを行き来しながら、あるいは多数のベルトがあるシステムに居座って根こそぎ狩っていきます。

運が良ければ1時間で2つくらいモーダスが出ます。
運が悪ければ一日中続けても出ません。
そんな感じです。

下の動画は、クローンソルジャー狩り企画の先駆けになったインカーサスのFitのお試しでローセクへ行った時のものです。
予期せずバーゲストが現れたので、インカーサスでアタックしてみました。
先に言ってしまうと手も足も出なかったので、その時に同伴した護衛用の海軍ベクサーでキッチリkillしてお宝をいただきました。


モーダスの情報を検索しまくったんですが、詳細に書いてあるものが見つかりませんでした。
ということで日を改めて、どれくらい強いのか確認もかねてモーダス狩りに行ってまいりました。
これも丸一日近くかかりましたが、運良く全てのモーダスが1機ずつスポーンしてくれて基本情報がそろった感じです。

所属がブラッドレーダーになっています。
ベルトでスポーンするモーダスはその地域のNPC派閥として出て来るようです。
カルダリ領ならガリスタスになります。
たしかモーダスは傭兵組織なので雇われたんでしょうか?

火力は高いですが、攻撃属性がキネティック100%なので対応したFitであればタンクは簡単にできると思います。
ガルムはライトミサイル、オルトロスはヘビーミサイル、バーゲストはトルピードです。たぶん。
40kmくらいある長射程のワープディスラプター、近づくとウェビファイアを使います。

ガルムでも想定より速度が遅かったですが、逃げようとすると結構な速度で追いかけてくるかもしれません。昔アルファキャラで戦った時は、一向にシールドが削れず、逃げようとしても引き離せませんでした。結局じり貧になりトーメンターは落とされました。
小型艦で狩りに行く場合は注意しておいた方が良いと思います。

シールドの回復量が多いですが弱点属性のEMのレジがかなり低いので、そこを突けば簡単に落とせる感じでした。
一番固いバーゲストはEM属性でも500DPSくらいではシールドが抜けず、600DPS~で楽に落とせると思います。
先の動画のベクサーNIのDPSは600くらいですが、ブラスター装備なので時間がかかってしまっています。

下の動画はロキに乗っています。
ベルトNPCを狩り続けるのにヘビーアサルトミサイルでは射程の問題で時間がかかるので、火力が落ちますがヘビーミサイルを使いました。
ノーマル弾で530.7DPS、フューリー弾で655.1DPSです。
ノーマル弾はガルムとオルトロスに、フューリー弾はバーゲストに使っています。
モーダス狩りをするときの参考にしてください。



ずっとローセクベルトで狩り続けるのメンドクセーということで、ほぼ放置状態でモーダスやクローンソルジャー等のレアNPCを狩り続ける方法を編み出しました。
この方法は低価格の船でできて、AFKマイニング並みに操作が楽で、かつ非常に効率が良いです。
私はこの方法でこの記事を書きながら半ば放置で以下の収穫がありました。

記事を書きながら、このやり方を「十分な収入が思うように手に入らない段階のソロプレイヤー」に公開しようか迷いましたが、その様な方を選別する方法が無いし、同じことをするプレイヤーが増えるとかなり収入減になってしまいます。
グリッチやチート等の不正行為ではないのですが、それゆえに誰でもノーリスクで同じことができてしまうので、もう少し先、私が飽きるかこの方法ができなくなってから公開することにしました。
時が来ればこの下に追記しようと思います。

2021.4.30追記
時が来てしまったので自動モーダス狩りの方法を公開します。
私としてはもう少し先送りしたかったのですが、昨日某所でやり方を公開した方がいまして、同じことをするプレイヤーが激増しました。
去年の11月あたりから徐々に気が付いた人が増え始め、マメに殺したり、先に奪い取ったりと、競合をある程度排除してはいたものの「なんか面倒くさくなってきたな」と思い始めてからは記事を書きながらたまにやる、くらいの頻度になっていました。
私がこの方法を思いついたのは第一回目のトリグラブに撃たれなくする方法とゴミ拾いについての記事を書いて一月後くらいだったと思います。
条件が整ったのがそれくらいで、ポチベンが出来上がった頃にできるようになりました。(正確にはもう少し前)
その頃は誰もやっていなくて非常に快適でしたが、昨日確認しに行ったらローカルでモーダス狩りについてガチャガチャ騒いでいて、ひっそりと少人数で共有していたものが台無しに。
という感じで投げやり気味に公開に踏み切ったというわけです。
というか先に暴露されてますけど。あのヤローやりやがった。
「さっさとどうやるのか書けよ」と思うでしょうが、未練たらたらなので余計なことをダラダラ書いています。なにせクソ儲かったので。
先に動画を公開したあのヤローの気持ちも分からなくもないというか、ここ最近モーダスを自動狩りできる事に気が付いたボンクラ3人衆が騒ぎまくっていて、システム内の全プレイヤーにバレバレだったし、ちょうど潮時ではありました。(バカが騒ぎ出すと全て台無しになる法則発動
どうするのか具体的な方法は説明しなくても動画を見れば分かると思います。
撮影したのはやり始めの頃です。
このやり方をさらに工夫することで、ほとんど画面を見なくても効率よくモーダスをスポーンさせてBPCを集めることができるようになります。
今は人数が多すぎて難しいかもしれません。
最大効率で回せるのは動画内の2つのシステムに限定されます。




将来有望なビギナーで意欲があり、組織に所属していない完全ソロプレイヤーであると証明できる方法ってありますかね?
間違いないと判断できる確認法があれば該当者にやり方を伝授します。

これは「十分な収入が思うように手に入らない段階のソロプレイヤー」に向けたものです。
プレイ歴が長い方や収入源が確保できている方は対象外です。
ビギナーでも組織に加入している、もしくは加入していた場合はお断りします。
当ブログはソロプレイヤーを対象としています。収入を増やしたい場合は仲間を頼ってください。

それはそうと、トリグラブによって封じられたスターゲートです。
封鎖された直後に見に行った時はクサビ状の巨大な岩のようなものでゲートが貫かれていましたが、最近見に行ったら岩が砕けていました。
何らかの形でゲートが再起動する予兆ですかね?
そうではなくて、見に行ったゲートははじめからこんな状態だったのでしょうか?


2021.1.27追記(TDダイサックさんから頂いたコメントへの回答)
コーモラントのシップボーナスはハイブリッドタレットの追跡速度と最適射程距離の増加(どちらもハイブリッド砲が敵に当りやすくなる系)なので、カルダリ駆逐艦のスキルが1だとしても対クローンソルジャー(十分当たり判定が大きい巡洋艦)相手なら特に問題無いと思います。
※スパイラルインで近づいて近距離オービットしながらブラスターで攻撃する戦法の場合

気をつけておく点は、NPC派閥の選択とタンク及びDPSです。

駆逐艦は当たり判定がフリゲートよりも大きくなるので、ミサイル攻撃してくるガリスタスソルジャーに秒殺される可能性が高いです。
サーペンティスとエンジェルソルジャー相手であれば、対エンジェルのThrasherと似たようなブラスターFitのコーモラントで大丈夫だと思います。

対サーペンティス・クローンソルジャーFit例(シールドバッファ)
対エンジェルの場合は、リグの構成をExpレジ2枚(1枚でも十分かも)と火力上げかシールドHP増加でいけそうです。速度アップ系も地味に効果あり。

コーモラントはアーマータンクに向かないスロット構成です。
アクティブシールドタンク(シールドブースター)も、対ソルジャーで十分な回復量を維持するFitが組みにくいので、消去法でシールドバッファタンクが無難だと思います。
「シールドが削られる前に素早く敵に接近して叩く」Fitなので、パワーグリッドとiskに余裕があれば、アフターバーナーをT2にして速度を上げたり、ハイスロットの空きにロケットランチャーを積んでDPSを追加します。

対サーペンティス・クローンソルジャーFit例(アクティブシールド)
こちらが駆逐艦であればクローンソルジャーに近距離オービットをキメればほとんどダメージを受けなくなるので、「接近するまでタンクできれば良い」という先のFitと同じコンセプトのアクティブシールドタンク例です。
当たり判定を大きくしてしまうシールドエクステンダーを使わない分、こちらのFitの方が敵からの攻撃が当たりにくくなり、サーマルレジも強化できています。
パワーグリッドに余裕ができるのでブラスターもより高火力のものに換えました。
CPUが厳しい場合は、ロースロットの火力上げモジュールをT1メタ品にするか、先のFitのブラスターにしてください。

電池を使ってキャパシタ消費無しで起動できる補助シールドブースター(Ancillary Shield Booster)は高額で取引されるDED品並みの回復量があります。
ただし電池のリロードに60秒かかり、電池無しで起動すると大量のキャパシタが消費されるため、短時間では使用回数に制限があるという意味で、実質バッファタンク扱いされます。
アクティブモジュールが多くなるので、操作が十分熟練していないと運用が難しいかもしれません。

海軍電池にしてあるのは、ノーマル電池よりも体積が小さいので中型補助シールドブースターに電池が2つ余分に積めるからです。ノーマル電池7個に対して海軍電池だと9個積めます。
補助シールドブースターは電池1個で1サイクル回せます。
7サイクルでも十分タンクできそうなら価格の安いノーマル電池に変更可です。

画像でオーバーロード状態にしてあるのは、シールドブースターをオーバーロードさせると「回復量が10%アップ」と「起動時間が15%短縮」されるからです。
回数制限のある補助系回復モジュールは特に、PVPや高火力のNPCを相手にする時は基本的にオーバーロード状態で使用されます。

T1駆逐艦のシールドタンクだと、サンシャとブラッド相手に十分なレジ(EMとサーマル)を確保するのが難しいので向いていないと思います。

DPSについて、T2ブラスターでボイド弾を使えば、派閥ごとに違うクローンソルジャーのレジを無視できるくらい十分な火力になります。
スキル未修得でT2ブラスターが使えない場合はT1メタ品でアンチマター弾を使うことになりますが、バッファタンクでDPSが300程度では対クローンソルジャーで厳しくなる可能性があります。(SS0.3と0.4のソルジャーならいけそう)

駆逐艦に乗る場合、ウェビファイアーを使うトランスポーター相手だとこちらの速度が落ちすぎて、近距離オービットをキメてもダメージを受けやすくなり、バッファ型ではタンクできないかもしれないので注意してください。
また、これらのFitは未検証なので、使い物になる保証はありません。

記事では触れていませんでしたが、長射程タイプの武器で十分なDPSが確保できるならソルジャーの射程圏外になる距離をキープし続けて遠距離からノーダメで殴ることもできます。
小型長射程武器では十分なDPSを確保するのが厳しいと思いますが、巡洋艦以上に積める中型長射程武器なら十分実行可能になります。

いずれにしても、まずSS0.4のトレイナーで試してみてください o7

2021.2.9追記
お相手がサンシャだったということで、サンシャソルジャーでもいけそうなコウアーサーで試してみました。
撮影をテストサーバーでしたので、動画内のFit金額は参考になりません。
画像の方を目安にしてください。

※コメントを書いたら質問でもないのに長文の回答が返ってくることがあります。
 これは当ブログの仕様なので受け入れてください。
これくらいでいけるだろうと即席で組んだFitですが何とかなりました。


レギオンに乗ることを目標にしているならオーメン、マーラー、コンフェッサーにも乗ることになるだろうということで、無難そうなFitを組んで試してみました。

オーメン
巡洋艦になると船が高くなるので、モージュールはT2を使わないともったいない感じです。
このFitでロースロットに使っているものとドローンは、全てT2にするのが良いと思います。

マーラー
あえてオーメンと同じものでFitしました。
こちらも同じものをT2に。
「火力のオーメン」か「タンクのマーラー」のどちらを選択するかで結構変わりますね。

コンフェッサー
こちらも無難そうなFitを組んでみました。
ハイセクやローセクのサンシャDED2/10と3/10もこのFitでいけそうです。
サンシャDEDはアマー艦で使い勝手の良いDED品がゴロゴロ手に入ります。
DEDサイトも面白いですよ。
コンフェッサーはT3艦ですが、割と手ごろな値段で高スペックになるでオススメです。
それにカッコイイ。

オーメン・マーラー・コンフェッサーでサンシャソルジャー狩り
動画内では、オービットしてみたり、キープアットレンジでどれくらいタンクできるか試しています。

興が乗って楽しくなってきたので、コーモラントで何とかなるかも試しました。
Fitはサンシャ用にしてあります。

2020年11月12日木曜日

Jita新調記念:インスタドック関係とウルトラロックのメカニズム

Jita4‐4カルダリ海軍組立工場のビジュアルが更新され、突然巨大な構造物へ変貌を遂げました。
増設に増設を重ねて増殖と自己崩壊を予感させる肥大化したクーロン城のようなものを期待していたのですが、なんというかマッチョで軽率な佇まいで品が無く、ちょっとガッカリしてしまいました。
でおなじみのJitaの穴っです!

Jita新調記念ということで、以前から密かに計画していたインスタ○○関係と背筋が凍るウルトラロックのメカニズムについて書いていきます。
Jita完成は年末年始あたりだと思っていたので、急いで記事をまとめた感じです。

金策とは直接関係ありませんが、安全に宇宙を飛ぶことに関わってくるので、「知ってるよ」という方以外は読んでみてください。


【インスタドック】

インスタドックとインスタアンドックについては、EVE関係のWIKIならどこにでも書いてあることなので知らない人の方が少ないものですが、ステーションから出入港するかなりの数の船が日々落とされているので、とりあえず簡単にまとめます。

インスタアンドック
ステーションの外で出待ちしているPK屋の皆さんから身を守る、安全に出航する方法です。
出口から真っすぐに向かった遠方にブックマークを取っておき、出航と同時にそこへ即ワープすることでPK屋にロックオンするチャンスを与えません。

インスタドック
ステーションへワープすると、ステーション圏の境界面から±2500m(たぶん)の振れ幅でランダムに着地します。
その時の位置が境界面から遠い場合、入港許可が受理される位置に近づくまでにロックオンされる隙が生じます。
これを回避するためにステーションの境界面から内部へ2500m以上入った位置にブックマークを取っておき、入港する際にそこへワープすることで即入港を確定させる方法です。

以上の方法にはブックマークが必須になります。
そして、ブックマークの位置と取り方も結構重要だったりします。

ブックマークの位置
インスタアンドックの場合、ステーションからかなり遠い位置にブックマークを取る必要があります。
特にJitaのような場所では、ステーションからある程度距離をおいて待ち構えているカミカゼ屋がいることがあるので、他人のブックマークと位置が被りにくい遠方が安全です。
新調されたJitaは出口が複数あるので、角度の誤差を無くすためにも遠方である必要があります。
10000km以上は離したいですね。
また、実際にブックマークにワープしてみて誰かと位置が近いことがあるようなら、ブックマークを別の場所に変更したほうがいいでしょう。
インスタドックの場合も、他人と入港位置が被る場所は避けましょう。
特に各ゲートから直接ワープして到着する位置は、キャンパーが張っているので危険です。

ブックマークの取り方
インスタドックのブックマークは、理想の場所へ船を操作すればすぐに到着するので問題ありません。
それとは逆に、アンドックのブックマークは遠方になるので、取得の方法は人によってまちまちです。
速い船に乗り込んで地道に遠くまで飛んで行く方法。(時間がかかる)
たまたま出口からまっずぐの位置に天体や構造物、アノマリ、シグネチャがあれば、セーフスポットと同じ方法で。(そんな都合の良い物がある場合に限る)
コンバットプローブで他人の船を特定して、その位置を元にブックマークを取る方法。(理想とする正確な位置を見つけるのが難しい)
組織に所属している場合はメンバーのブックマークを共有させてもらったり。(多くのプレイヤーが同じ位置にワープしていると目を付けられやすい)
などなど、色々なやり方があります。

以上を踏まえて、私のブックマークの取り方とインスタドック・アンドックのやり方を撮影してあるので見てください。
特に出口から真っすぐの位置に正確にブックマークを取る方法を解説してあります。
ライブサーバーでは多数の船が浮いていて分かりずらいので、テストサーバーで撮影しました。
未だJitaは旧バージョンのままです。
ついでにJitaがこうなればいいな、というイメージ曲を添えておきます。

2020.11.30追記
動画の中で最速と言っていますが、使用したFitが間違っていました。
最速船を試行錯誤した際に作ったFitがシミュレーターに複数あって、別の物を使ったみたいです。
今のところ私がだどりついたFitの最速は15,093m/sです。

      Jita解体~再構築へ               Jita工事中
新生Jita


【ウルトラロックのメカニズム】

ここからが本題です。
インスタ○○にはいろいろありますが、身を守るためにはインスタロックの仕組みを知っておく方が良いでしょう。

インスタロック

センサーブースターやリグ等でロックオンスピードを大幅強化した船による高速ロックオンです。
獲物をワープ妨害で捕まえるキャンパーのタックラー役やワンパン殺すマンのトルネードなどはよくインスタロックのFitにしていますね。

ゲームの仕様で、サーバーは常時プレイヤーからのアクションを受信・処理し、一秒ごとに同一グリッド上の全プレイヤーに同時に結果を送信します。
ある船に対して、ロックオンにかかる時間が2.1秒の船と2.8秒の船はこの仕様により、ロックオンまで同じく3秒かかります。
インスタロックFitのほとんど船はロックオン2秒の壁を越えられません。
ということで一般的にはアラインが2秒未満の船であればロックされない、と思われています。
この条件を満たすワープをインスタワープと呼びます。

インスタワープ

一部のフリゲートとT3駆逐艦はアライン速度をブーストするFitにすれば静止状態から2秒未満でワープに入れます。
このようにインスタワープできる船の中でも、移動専用で使うものは「TAXI」と呼ばれています。
このアラインに極振りしたFitのタクシーを捕まえられるのがウルトラロックができるウルトラロッカーになります。


ウルトラロック

まず先に動画でウルトラロックのメカニズムを確認してください。
動画に誤りがあったので修正します。
タックラー失敗のくだりで「ロックオンできない」となっていますが、
「ロックオンには成功するがスクラムが起動するのがTick2以降になるためワープ妨害できない」
が正しいです。失礼しました。
図は下のようになります。

動画では簡潔に図解しましたが、実際には通信の遅延やサーバーに過負荷がかかっているTiDi、Pingによって結果が大きく変わってきます。
中でもPingについて、EVEサーバーがロンドンにあるので、そこから遠く離れた日本はインスタワープをするにしろウルトラロックをするにしろ不利であると言えます。

ウルトラロックと呼べるスキャン解像度がいくつなのか正確なことは言えませんが、スキャン解像度をブーストしたミンマター系インターセプターは、Pingが良ければすべての船を捕まえられる可能性があるとのことです。


相手のロックに貢献するもの

小型の船が捕まりにくいのは「速いアライン」と「小さなSig」が理由になります。
なので、その条件に反するものはインスタロックに貢献することになります。

大きな船ほど短時間でロックされます。小型船でもSigを増やすモジュールやリグでロックされやすくなります。MWDの起動はSigを約500%増加させるので注意です。

例外として気を付けておくことは、たぶんドックアウト直後に限られると思いますが、船が向きを変えるのに最も時間がかかるのは90度の旋回です。180度ではありません。
そもそも船が速く動いている状態だと、シミュレータが示すアライン時間よりも余計に時間がかかりますが、旋回が90度に近い場合はワープに入るまでより長くなります。
これはドックアウト直後の船の速度が最大速度よりわずかに速いことが原因で、その状態で90度旋回した時に最後の数%を修正するのに時間がかかるため、と言われています。
仕様です。
インスタアンドックをしましょう。


ウルトラロックを回避可能なもの

コバートクロークと疑似クロークワープ(MWDクロークトリック)です。
ロックが有効になるまでのTickでクローキングデバイスを起動するとロックが無効になるので、操作が十分素早ければロックオンされません。
他の方法は無いと思います。
何かありますかね?

2021.4.19追記
ウルトラロックを100%回避可能な方法が無いことが分かりました。

2020年11月11日水曜日

ソロで行くワームホールの儲け方(スリーパー狩り

おじいさんは光る竹を見つけました。
おそるおそる竹を割ってみると中に入っていたのは
Jitaの穴っです!

今回はソロWH活動で一番難しいスリーパー狩りについて。

【スリーパー狩りの基本】

戦利品

NPC海賊と違ってスリーパーにはバウンティーが無いので、残骸から手に入るブルールートが主な戦利品です。
ブルールートについてはスリーパーキャッシュの記事で扱ったので説明を省きます。
ブルールートのドロップは各サイトで同じNPCから同額なので、1サイトあたりの攻略時間が分かれば採掘のように正確で安定した時給計算ができます。
また、副収入として残骸のサルベージも良い感じの収穫になるので、安全と時間に余裕があれば積極的に回収したいですね。
収穫の目安はブルールートだけで1サイトあたり、
C1:9~12M
C2:12~26M
C3:41~92M
C4:56~146M
C5:129~332M(サイトによりドリフターエスカレーションで300M追加)
C6:129~688M(サイトによりドリフターエスカレーションで300M追加)
この中でソロプレイヤーが1キャラで乗り込んで何とかなるのはC3までです。
2022.1.21追記
過去のアップデートで強化されたマローダーであれば、ソロでもドリフターエスカレーションを含むC5の全サイトを簡単に攻略できるようになりました。ただ、時間がかかるのでプレイヤーに襲われるリスクは高いです。
発生しているサイトの種類と数によりますが、ドレッドノート2,3隻で効率よくサイトを走ればC5で1B、C6で3Bをちょっと超えるくらいの時給になるらしいです。
上手な人ならレシャク×2とネスター×2でスパイダータンキング(追加でリンク役のドレカバク)を一人で操ってガンガン回せるとか。
私には無理。というかカジュアルなソロプレイヤーが手を出せる域を超えています。
C5、C6ムズカシイ。

今回は入門編としてC2、ステップアップとしてC3を解説し、別枠としてフリグホールとC5を扱います。

WHのスリーパーの特徴

全属性
スリーパーの防御属性は数値に個体差はあるものの、レジの配分は全て同じ値です。弱点が無いとも言えます。
スリーパーにはシールドがありませんが、アーマータンクでバッファが多めなので総HPが少ないわけではありません。 
攻撃属性も総合すると全属性にダメージが分散しています。なのでこちらのレジも全属性をなるべく高くした方が良いです。

ハイスペック
低クラスのWHでも一般的なハイセクのNPCより高火力、高耐久に設定されています。
C5、C6になると戦艦単騎では秒殺されるくらい強力です。
また、上位サイトになるほど最高速度が速くなる傾向があり、戦艦でも1000m/sを超えるものが多くなります。

色々な妨害攻撃をしてくる
上位のサイトになるほどWebやスクラムをしてくるNPCの数が増え、ニュートも強力になります。また妨害攻撃ではないですが、リモートアーマーリペアで味方NPCを回復するタイプも含まれます。

ターゲットの切り替えが速い
既知宇宙のコンバットサイトのNPCと比べてという意味ですが、状況に合わせて的確にというか、プレイヤーにとってより厄介な行動をするようにプログラムされています。
一番厄介なのはドローンを優先して狙う傾向があることです。
武器よりもドローンの実効DPSが高い場合は特に狙われやすく、ターゲットの切り替えも速いので、注意していないと簡単にドローンが落とされてしまします。
また、小型のスリーパーは常時ドローンに対して積極的に攻撃する傾向があります。
例外としてセントリードローンは狙われにくいようです。


安全面

安全面というかスリーパー狩りの難しさについて。
サイトの攻略難度というよりも、実行するのに必要なプレイヤースキルがハッキングやガスと比べて高くなります。

NPCを相手に複雑な操作をしながら敵襲を意識した索敵を同時進行でする必要があり、フリゲートと比べて敏捷性が劣る船で敵襲から逃げ切る技術が必須になります。
PVPに対応した船になるとサイト攻略が難しくなるか、Fit総額が高くなってしまうので、この記事では「危険がせまったら逃げる」を前提にしています。

また、使用する船の総額は上位のサイトになるほど高額になり、リスクの面でも安全に実行するのは難しくなります。


攻略虎の巻

攻略難度は同じクラスのWHのサイトでもかなり開きがあります。
また、サイトは複数のウェーブで構成されていて、次ウェーブをトリガーするのは特定のNPC単体、または同名のNPCの全滅になっているので、間違ってトリガーになっているNPCを先に倒して次ウェーブが追加されるとタンクできない火力になって危険です。

ということで、これを見てどの順で倒していくのが良いのか検討しておき、攻略しながらも確認するようにしましょう。

クイックシートではなく、先に各クラスごとに詳細が載っている方をチェックしてください。
×が付いた赤字のNPCが次ウェーブのトリガーです。
ScramとWebの数、ニュートとリモートリペアの強さ、オービットしてくる距離(Distance)、DPSは確実に把握しておきましょう。
また、右側のISK/EHPはこちらの攻撃1ダメージあたりの金額です。数が大きいほど単位時間あたりの儲けが多くなるという目安です。
※EHP:属性耐性を考慮した耐久値。HP100で属性耐性50%だとEHP200。


【C2グノーシス】

入門編としてC2をグノーシスで攻略することを推奨します。
C1は?って思いますよね。
当初、C1をスネシス、C2をグノーシス、C3をプラクシス、とジョビ艦で統一しようと計画しました。
で、スネシスのFitをあれこれ試したところ、C1の一番難しいサイトをある程度安定して攻略できるものになるとグノーシスより高額になってしまい、かつ少しかじったくらいの練度では難しい感じだったので「これグノーシスでよくね?」となりました。
下に載せてあるグノーシスでC1は簡単に攻略できます。
C1、C2攻略においてのコスパは、その他の船を入れても最高峰だと思われます。
バトルクルーザーはSサイズの穴以外を通過できるので、特に不便なことはないでしょう。

なぜグノーシスか?
船が安い:現在Jita価格30M~。
Fitも安価:C2までの攻略に必要なスペックを安価なFitで実現できる。
スキルがいらない:船に乗るために必要なスキルは初期状態で所持している。
逃げ足が速い:同じクラスの船と比べて旋回速度が圧倒的に速いので即ワープできる。
ということでおすすめFitは以下です。
なるべく金額を抑えて十分なスペックになるよう心掛けました。

全アクティブモジュールを起動させてキャパシタが安定していないといけません。
リペアラーをオーバーロードさせるのは、タンクが厳しくなった時に一旦離脱するまでの間のみと割り切って、それまでキャパシタが持てば良いという方針です。
キャパシタが厳しい場合はリグをAuxiliaryに統一しても問題ないと思いますが、単位時間あたりの回復量が落ちることを意識しておいてください。
不安な場合はコンバットブースター持参で行きましょう。

私にとっては使い勝手が良いのでリアクティブアーマーハードナーを採用していますが、Multispectrum Energized MembraneⅡに交換しても大丈夫かもしれません。
キャパシタの節約にもなるので採用する価値はあります。
CPUが厳しい場合はT1メタ品で。

アーマーリペアラーやその他モジュールをT1メタ品にダウンFitしても十分攻略できますが、よりテクニカルになるのでお勧めはしません。

ミサイルをインフェルノに統一していることに意味はなく、対スリーパーは属性を問わないので、マーケットで一番安い属性の弾薬で結構です。属性が統一されていなくても構いません。
火力が不安な場合はスタンダード弾をネイビー弾にします。
ネイビー弾は高いので、コストを抑えたい時はガリスタスヘビーミサイルをマーケットでチェックしてください。ネイビー弾より火力が落ちますが、時期が良ければ属性によってかなりコスパが良いものがあったりします。

ドローンをカルダリ系にしているのは自動回復するシールドバッファがダントツで多いからです。他のドローンでも構いません。
T1ドローンでも可。

ミサイルガイダンスコンピュータは、Precisionスクリプトで小型スリーパーにダメージが通りやすいように、Rangeスクリプトで遠くに離れていく戦艦にミサイルが届く飛距離にします。慣れないとスプリプトの切り替えが面倒かもしれませんが、これが無いと難儀する場面が多々あります。
操船に慣れてレンジコントロールを思うようにできるのであれば、好みでターゲットペインターに換装するのもアリです。

その他、サルベージャーは残骸のサルベージ用。
ハルリペアラーはダメージがハルに入った場合に戦闘後に使用。
リモートアーマーリペアラーはドローンのアーマーにダメージが入った場合に戦闘後に使用。
それぞれサイト攻略後にモバデポを使って装備を切り替えて使用します。
「あったら便利な事もある」くらいの物です。

C1とC2のサイトにはワープ妨害をするNPCが出ないので、タンクがやばくなったらすぐに離脱できます。
プレイヤーの襲撃を除けば攻略自体は簡単です。

下はグノーシスのC2攻略解説動画です。
字幕を読むのが面倒だと思ったのでゆっくりボイスに手を出してみました。
著作権フリーのBGMをあさるのが面倒だったので私の好きな曲を添えてあります。
動画を見ながらバックグランドで再生してください。
※動画では最初から薬の効果タイマーが作動していますが、コンバットブースターではなくスキルトレーニング用のブースターです。コンバットブースターは動画内で使用するまで未使用です。グノーシスでは使っていません。


ついでにスネシスでC1の全サイトを攻略したFitの中で最安の物を載せておきます。



【C3プラクシス】

プラクシスもグノーシスと同様のメリットがあります。
L4ミッションやトリグラビアンの侵略第一章でのトリグラ狩りなどに使用していたので、私にとって愛着のある船です。

なるべく低価格を意識したFitはこちらです。
こちらのFitはC2グノーシスと違って、難しいサイトをパスする場合を除いて、これ以下に妥協しない方が良いです。C3はC2ほど簡単ではありません。

Fitの方向性はグノーシスと同じです。
以下は細かな違いです。

べスパが4機になっているのは積み忘れです。5にしてください。

ライトドローンをアコライトにしてあるのは移動速度が速いからです。ホーネットでは攻撃された時に回収が間に合わない場合があるかもしれません。ライトドローン最速のウォーリアも有効な選択肢です。

ヘビードローンではなくセントリードローンを採用しているのはライトドローンと同じ理由で、攻撃を受けた時に即回収できることが利点です。トラッキングに難があるので戦艦と遠くのクルーザーに対して使います。
ドローンリンクオーグメンターは、遠くに逃げた戦艦にドローンコントロールレンジが足りない場合、それを補うためにプローブランチャーと交換します。
下の動画では簡単にレンジコントロールできる方法で攻略しています。この場合オーグメンターは不要です。

FGサイズのスリーパーにはライトドローン、CLサイズにはミディアムドローン、BSサイズにはセントリードローン。状況によって臨機応変に対応するべきですが、これが基本的な使い分けです。

シグネチャのスキャンができたら、サイトへ侵入する前にプローブランチャーをヘビーニュートにしておくのもアリです。
プレイヤーに襲われた時にタックラーを無力化するのに使います。

サルベージドローンはあまり意味がありません。
スキルがマックスであれば使えるかもしれませんが、スリーパーの残骸をサルベージするには時間がかかりすぎます。
捕まってしまった時のためにEC-300にしておいた方が良いかもしれません。