2022年2月3日木曜日

バックパッカースタイルで行くEVE Online(アルメニアその1

EVE宇宙をソロで闊歩するガイドとして企画された『バックパッカースタイルで行くEVE Online』は私が書いた旅行記を「原文ママ」で公開するものです。
価値観や文化の違い、詐欺師や海賊プレイヤーとのやり取りなど、私の旅行記を通して自己流のやり方を掴んでいただければ幸いです。Fly Safe o7

※ただの旅行記がEVE Onlineと何の関係があるかは
旅行記で展開されるストーリーをEVEに当てはめてみれば、それ即ち「This is EVE」
毎週木曜日18時更新。全30話以内に納まる予定。
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【アルメニア美女を探して】

午前11時。トビリシ駅前でバンに乗り込み30ラリでアルメニアの首都エレバンへ。

バンの車内の注意書き。真ん中のは巨大な脳にアレしている様に見えるが、何を禁止しているのかは謎。

グルジアの国旗は可愛いがグルジア女性は残念なのが多い。特におばさんから婆さんにかけては厚かましさがパネェ傾向が強く、クソ狭いバンに大量の野菜やその他荷物を持ち込むだけでなく、パンパンに詰まった土嚢サイズの荷物やらトマトを盛ったキャリーケースなどを「お前邪魔だから立て」と怒鳴りつつ座席の足元に突っ込んできたりする。拒否したところで手を休める事なく確実にかつ強引にでかい荷物を押し込みながらグルジア語で怒りを表現し、遂には作業を完了させるのだから大したものだ。グルジアに詳しい人の話しでは喧嘩腰になると婆さんでも殴ってくるらしい。ルンペン同様の男だらけのグルジアは、これら逞しすぎる女性と物流や政治等のあらゆる物を支配しているマフィアのおかげで国が存続できている。らしい。

アルメニアはビザが必要なので国境で取得する。事前情報ではシングル21日ビザが20ドルと聞いていたが10ドルだった。アルメニアドラムで支払うともう少し安い。それと小国間の国境だから出入りする人は少ないが係官の手際が悪いので待ち時間は長い。同僚とバカ話しをしながらなので捗るわけがない。これを「ほのぼのして良いですね」と捉えるか「ハンコ押すだけだろうが!早くしろコノヤロー!」と捉えるかで今後の旅行の展開が大きく左右されるだろう。

アルメニアに入ると景色が変わった。緩やかな山がどこまでも続いている。樹木が少なく草原が広がり、所々に小さな農村、道の真ん中をノロノロ歩いて交通を遮っている牛を見たのはインド以来か。トビリシを出てから5時間後に街と呼べるエリアに入った。アルメニアの首都エレバン。グルジア同様に首都と言うより地方の小都市の規模で、行き交う人も少なく歩きやすい。
ちょうど6時間でエレバン駅にバンが到着した。宿は駅から近いリダの家。一泊1000ドラム(約190円)。非常に良い。リダ婆さんは見た目通りの優しい人で、何かと気を使ってくれる。中庭には実がたわわになったサクランボの木。「アルメニア」という音の響きに合った雰囲気の宿だ。ネリ・ダリ家とは大違いである。
シャワーは無いがリダ家から徒歩10分程度の所にシャワーショップなるものがあり、30分500ドラムで広い個室のシャワールームが使えるので問題無い。
唯一の難点は幼い二人の孫。中国で言う小皇帝で、要するにわがままでやりたい放題のアホガキがいること。あと宿の近くに悪ガキがたむろしている場所がある。旅行者が通ると寄って来てしつこくからかってくるのでウザイ。あまりにもしつこいので軽くいじめてやったら態度が変わった。旅行者をオモチャと勘違いしているガキはいろんな国で出くわすが、こういう輩は泣かすつもりで一度いじめてやる事にしている。
大人気ないやり方かもしれないが、言っても理解しないボンクラ相手の場合は力で絶対勝てない奴にちょっかいを出すと痛い目にあう事を体で理解させるしかない。そうでもしないと調子に乗ってウザさが無限に増していくからだ。叩いてくる奴には3倍返しが基本。

アルメニアは今のところあまり出歩いてはいないので確定ではないが美人が期待を大きく下回る少なさだ。アルメニアは美人大国ではなかったか。
僕は「アルメニア美人多すぎワロタ!」と言いたいがために来たというのに、これは大問題だ。もしかしたら法律で美人は表を出歩く時間が制限されているのかもしれないのでアルメニア滞在中はそのへんの調査に尽力しようと思う。

駅舎内にて。街には英語表記は無く、アルメニア語のみ(ロシア語も)なので何を書いているのか皆目理解できない。


【アルメニア美女を探して2】

本日はベッドでゴロゴロする日なのでどこにも行かないが、昨日は観光に繰り出した。バスを乗り継ぎエレバンから東の山岳地帯へ。

まずはGarni Temple。1000ドラムも入場料を取るのに写真の建物があるだけの公園だった。荘厳な雰囲気を出すための演出だろうが、敷地内に設置されたスピーカーから流れるBGMはむしろ逆効果である。

内部はさらにショボい。残念過ぎてゲロ吐きそう。

ただし景色は良い。「The 僕が考えていたアルメニア」な景色。しかしながら一緒に写真撮ってと寄って来るアルメニア人が多いのが面倒だ。そんなにアジア系が珍しいのか。

次は徒歩でGeghard Monastery へ。

斜め。電柱が斜めなのは久しぶりだ。

斜めの木、一本足りない鳥居のマークは何を示しているのか。もうトンチで解くしかない。
どういうつもりで裏側からショットガンをぶっ放したのかも謎。

途中で雨が降ったり止んだり。緩い上り坂を二時間半かけて歩いて到着。
ここは写真の建物の他に岩山を掘って作った半石窟修道院。険しい岩山に挟まれた谷間で聖域特有の特別な場所感が強い。

中では幼児の洗礼式中。

ええ動物。石窟内。


至る所に十字架の彫刻あり。十字架のデザインは国や地域によって様々な特徴があるが、これらは上位の格好良さだ。
ここの修道院は大きいかと思いきや意外と小さかった。しかしながら来て良かったと思える程度に良い修道院。

この日は日曜日だったので地元民もたくさん観光に来ていた。なので抜け目なく美女をサーチしていたのだが依然として割合が低い。きっと何かの理由でエレバンから遠い農村に大勢の美女が移住したに違いない。

つづく
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その他の写真











アルメニアメモ
キリスト教を国教としたのはアルメニアが最初。(アルメニア使徒教会)
ザリガニ料理が有名。
アルメニアと隣国のアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ地域をめぐり紛争中。
2020年9月27日に始まった軍事衝突は同年11月10日に停戦したが、一触即発の状況は続いている。

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