2022年6月30日木曜日

ソロPVP講座(メタモジュール

「めっちゃ素敵ですねってフランス語に翻訳して」
って言っちゃうタイプのスタンド使い?


船に装備するモジュールにはメタレベルがあり、高レベルになるほど高性能になる傾向があります。
今回注目するメタモジュールとは「メタMOD」や「メタ品」と呼ばれるメタレベル1~4のモジュールです。
ここでの「メタ」は「より高性能」くらいの意味合いで、「メタモジュール」は「メタレベル0を強化した一段上のモジュール」と考えてください。

メタレベル0
プレイヤーが製造できるTech1(T1)モジュール。
安価ではあるが性能が低いためソロPVPで使用される物は少ない。
主にTech2モジュール製造の材料として消費される。

メタレベル1~4
NPCからドロップする強化されたTech1モジュール。
プレイヤーは製造できない(一部例外あり)が入手が容易なため安価なものが多い。
ドロップ率が低く需要が高い物はTech2(T2)より高額になる。

メタレベル5
Tech2モジュール。メタ0の改良品。プレイヤーが製造できる。
メタ0と比べると極端に高価だが、それでも性能に対して手頃な価格で入手できる。
PVPだけでなくあらゆる船のFitを考える時の基準になる。

これ以上のメタレベルになると高額になりすぎるため、短期間で撃墜される可能性が高いソロPVPではメタレベル1~5を用いてFitを組むのが基本となります。


【メタ品とT2の性能差と使い勝手】

メタ品よりもT2の方が高性能ですが、全てにおいてT2が優れていると言ってしまうと問題があるくらいに色々な要素が絡んできます。
ここでは例としてマイクロワープドライブ(MWD)を見てみます。
画像にはメタ品が3種類あり、最大速度ボーナスはどれも505%になっています。
この3つには「起動時のキャパシタ消費量軽減」「キャパシタ容量とSigへのペナルティ軽減」「CPUとパワーグリッドへの負荷軽減」とそれぞれに特徴のある優れた点があります。
対してT2の最大速度ボーナスは510%なので、このMODを装備する目的である「最大速度を上げる」において高性能になっていますが、それ以外は全てメタ品と同等か悪化しています。(キャパシタ容量へのペナルティは低め)

MWDで得られる最大速度ボーナスは数値通りではなく、スキルによる増加に加えて質量も影響するためメタ品とT2の速度差は多少ぶれますが、その差はおおよそ1%です。
T2MWDはメタ品→T2で向上する速度に比べてFitや使用時のデメリットが大きすぎるため、PVPにおいてのみならず採用されることはまずないモジュールです。

ここまで極端にメタ品に軍配が上がるモジュールは他に無いように思いますが、すべてT2でPVPFitを組もうとするとどこかが破綻したFitになりがちなので、特にT1のフリゲートや駆逐艦でPVPFitを組む際はFit全体のバランスを見てメタ品の使用を検討してみましょう。

小型艦でのPVPで使用頻度の高いメタ品は以下です。
一番下の列はT2より高額であることが多いメタモジュールです。
※各サイズのAnciliary Armor Repairer(補助アーマーリペアラー)とAncillary Shield Booster(補助シールドブースター)はデータサイトからドロップするBPCを用いてプレイヤーによって製造されます。


【T2の採用率が高いモジュール】

タレットやランチャーなどの与ダメージに関わるモジュールはT2が基本になります。
強力なT2弾をメタ品では使用できないのが主な理由です。
海軍弾使用時であればメタレベル4はT2と遜色のない性能ですが、火力を上げる上位スキルが最大になるとT2モジュールとの差は無視できない大きさになります。
それでもメタ品はCPUやパワーグリッドへの負荷が軽いため、検討する価値は常にあります。
モジュールではありませんが、ドローンも主にT2を使用します。
ドローンにはメタレベル1~4がないので当然ではありますが、実質メタ品であろうIntegrated(統合型)は攻撃属性が2属性に分散しています。それが有効になる状況以外では全てのスペックでT2と同等か劣っているので、採用されることは少ないです。
なぜか統合型のホブゴブリンとウォーリアだけはオービット時の速度がT2より優れていますが、トラッキングが各T2より低いため逆に攻撃が外れやすくなっている可能性があります。(未検証)


【メタモジュールを使わずにFitを完成させるのは難しい】

メタモジュールは性能面でT2に劣るものの、Fit次第でT2より有効になるものが少なくありません。必要十分なスペックを見極めてメタ品を積極的に採用することで、安価でありながらT2フル装備よりむしろ強いFitが可能になります。

半年前だったか秀逸なFitを見かけまして、良い機会なので載せておきます。
多分日本人プレイヤーだと思います。このFitは見たことがなかったのでオリジナルなのかもしれない。トリスタンはFitのバリエーションが豊富なので分からないですけど、私が知らなかっただけで定番Fitの1つであってもおかしくないくらい高水準の完成度。
高タンクでDPSも高め、接近戦が強いだけでなくカイト艦も捕まえられる。乗りこなすのは難しいけど乗って楽しいトリスタンのFitだと思いました。これといった隙がない汎用性の高い構成でありながら軍艦や海賊艦も狩れるポテンシャルを持っています。
このトリスタンを落とすのは容易ではないですよ。

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金策としてのPVP
『ソロPVP講座』はソロPVPをする際に最低限必要な知識や技術について書くのが手一杯で、ブログのタイトルにある「金策指南」を扱う余裕はありません。
しかしながら、PVPで儲ける方法は誰でも思いつく程度のものでもいくらでもあるので、書く意味がないと思います。
例をあげると、ワームホール空間であれば大手のワームホーラーの拠点になっているC5システムでストラクチャを撃ちながら「Knock! Knock!」とローカルチャットに書き込むだけで1Killあたり1B以上のドロップを期待できる船がいくらでも出てくるし、ヌルで数百ミリオンくらい貯まっているESSで銀行強盗しながら飛んで来る船からのドロップを追加収入にすればボチボチの収穫が見込めます。
もちろん強くないと無理ですよ。
弱くてもできるものもありますが、今度は頭脳が強くないとできない。
要するに何らかの能力が極めて高くないと難しいということです。
当ブログで私ができないことは書けませんので、ご了承ください。

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