EVE宇宙をソロで闊歩するガイドとして企画された『バックパッカースタイルで行くEVE Online』は私が書いた旅行記を「原文ママ」で公開するものです。
価値観や文化の違い、詐欺師や海賊プレイヤーとのやり取りなど、私の旅行記を通して自己流のやり方を掴んでいただければ幸いです。Fly Safe o7
※ただの旅行記がEVE Onlineと何の関係があるかは
『バックパッカースタイルで行くEVE Online(はじめに』を読んでください。
旅行記で展開されるストーリーをEVEに当てはめてみれば、それ即ち「This is EVE」
毎週木曜日18時更新。全30話以内に納まる予定。
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【アルメニア美女を探して3】
アルメニア最終日。丘に建つ修道院からアララト山を見渡せると聞き午前中に見に行った。
修道院が建つ丘の下には墓地がぼちぼちあるが、墓石に死者の顔、中には全身像を彫ってあるものもある。
何ていう修道院だか忘れたが、遠くまで広がる平野にポツンと建つそれは遠距離からも確認でき、さらに背後にそびえるアララト山によりアルメニア百景の上位であるのは間違いないと思われる。ただし雲がかかっていなければの話し。
ガスって遠くが霞んでいる上に雲で隠れてしまっている。左が小アララト山で右が大アララト山。ネパールやインドでもヒマラヤがほとんど見えなかったし山運が無い。祟りか?
帰り道でモーモーと牛飼いに遭遇。iPhoneの起動が遅くて中途半端な写真になった。
バスが来ない系。仕方が無いのでトルコ以来の旅の相棒ヒカル君とトボトボ歩きながらヒッチハイクし、何とか大きい道路に出て別のバスで帰れたが、日によって行きのみで帰りの便がなかったりする事があるらしいので要注意。
午後3時頃から一人でエレバンの中心街を散歩。規模はほどほどだが面白い物は特に無い。
パラジャーノフ美術館を見つけたので入った。入場料700ドラム、写真撮影許可料700ドラムと少々お高いが大当たりだ。僕の中ではアルメニアでダントツの面白スポット。
パラジャーノフの事は良く知らないが小さな館の中には力作がひしめいている。
コラージュが大好きなようで平面と立体の作品が館内に展示されているが、ソ連に妨害されながらもいくつか映画を残しているらしい。その内の数本が日本語字幕版で流通しているらしいから帰国してから探してみようと思う。
【アルメニア美女を探して4】
パラジャーノフ美術館を出て散歩再開。
アルメニアのカラオケは危険なのではないか。
何屋か知らんがオシャレな入口。
ソ連の残り香。
日本製に偽装した商品がバザールで売っていた。防虫剤か。パッケージ右側の一番上に「品質の信念」とある。いや、そもそも「せんり」とは何だ。
大聖堂。もうコーカサス系の教会は飽きた。
食欲をそそられないレストランの看板。
鉄板多めの民家の外壁。グルジアのトビリシもそうだったが小綺麗に整備された表通りと裏通りの貧民街の差は大きい。
エレバンに飽きたので夜行列車で再びトビリシに行く。予定ではトビリシからグルジア西側のクタイシへ移動、数日滞在した後トルコへ戻りドイツに飛行機で飛ぶ。
インドを出てから退屈な毎日が続いている。トルコもグルジアもアルメニアもそそられる物が少ない。英語がほぼ通じないのを除いて不便な事が無いのも旅行の楽しみが少ない理由になっている。精神が非常にぼんやりして良くない。何とかならないものか。
そう言えばアルメニア美女はどこに隠れているのか。極稀にオゥフ!って思わず声が出るような美人がいるが、概ね酷くデブなおばさんかどうでもいいレベルの姉ちゃんばかり。
舐めてんのかクソが!とグチっていると、同じ宿に滞在していた18歳の日本人レオン君(アルメニア人とのハーフ。男前)が「美人は少ないけど不細工がいない」と言う。確かにそうだ。美人ではない人も皆顔面を構成する個々のパーツは整っている。よく見ると単に配置が美人のバランスに達していないだけであり、全体的に美人の比率は高くないにも関わらず人間離れしかかっている人を僕は一人も見ていない。つまりこうだ。「アルメニアは美女だらけ」ではなく「アルメニアには不細工がいない」これが正解。たぶん。
つづく
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その他の写真
アララト山メモ
ノアの箱舟が漂着したとされる。
アルメニア人にとってのアララトは日本人にとっての富士山の様な存在らしいが、現在は敵対関係にあるトルコ領にある。
次回:グルジアその2
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