2023年6月1日木曜日

NPCハウラー狩り

ハウラー狩りとは、アステロイドベルトに現れるNPC採掘艦隊が採掘した鉱石を回収しに来る輸送艦(ハウラー)を狩ることです。
これら採掘系NPCは「♦ Bestower」の様に名前に♦を冠することからダイアモンドラットと呼ばれます。


【利益】

ハウラー狩りでは輸送艦が高確率でドロップするStrong Boxが主な収穫になります。
Strong Boxはそのまま売ることもできますが、開封すると派閥系採掘モジュールや派閥採掘ドローンのBPC、採掘艦スキン等が手に入ります。
スキンには高いものも含まれますが価値の低いものがほとんどです。

これは当りアイテムの1つで、現在350Mくらいで取引されています。

また、ハウラー狩りをすることで♦採掘隊によるアステロイド採掘を抑止する効果があります。
♦採掘艦はカーゴが一杯になると採掘を停止し、♦輸送艦によって鉱石が回収されるまで採掘を再開できません。アステロイドベルト採掘を嗜むプレイヤーにとって、ハウラー狩りはStrong Boxの取得とアステロイドベルト保全の2点で利益があります。

その他おまけとして、T2輸送艦とT2採掘艦の残骸をサルベージするとプレイヤーのT2艦の残骸と同様にT2サルベージ品(T2リグの材料)が手に入ります。T2♦艦の残骸1つのサルベージでヌルセクのレリックサイト1ハック分に相当するアイテムが期待でき、サルベージ失敗を除いて額は大よそ1~50Mの範囲です。(自己最高は53Mくらい)


【スタンディング】

♦NPCに攻撃すると、それらが所属する組織に対するスタンディングが減少します。
国家に対するスタンディングには影響しません。
友好(青で表示)または中立(白で表示)のスタンディングであれば問題ありませんが、敵対(赤で表示)するまでスタンディングが下がると攻撃部隊に先制攻撃されるようになります。
具体的にどうなるかと言うと、ベルトにワープ→♦採掘隊と鉢合わせ→♦攻撃部隊が襲来→ワープスクランブラー等の妨害及び高火力攻撃が叩き込まれる、となります。
しかしながら♦NPCへの攻撃によるスタンディングの低下は微々たるものなので、中立を維持するのは容易です。
画像でスタンディングが減少しているのは全て♦輸送艦の撃墜です。上昇は同NPC会社のレベル2セキュリティーミッション1回分です。


【♦ハウラーを狩る方法】

♦ハウラー(以下、輸送艦)はそれぞれの組織が所属する国家の輸送艦になっています。
例えば、カルダリ系のディープコアマイニング社はバッジャー(T1輸送艦)かバスタード(T2ディープスペーストランスポーター:DST)のどちらかです。
輸送艦の耐久値は高く設定されており、DSTともなるとかなりのDPSでないと撃墜するのに時間がかかります。また、輸送艦は攻撃されるとワープしようとするので、秒殺できる火力がない場合はワープ妨害が必須です。DSTはワープコア強度+2あるので3ポイント以上のワープ妨害が必要です。
輸送艦へ攻撃すると間もなく攻撃部隊が飛んで来ます。攻撃部隊はワープ妨害してくる高速タックラー、各種妨害攻撃を含むDPS(高火力攻撃)、ロジ(回復役)で編成され、これらを相手にするのは容易ではありませんし時間がかかります。
以上の理由で狩り方は「攻撃部隊が到着する前に撃墜する」と「攻撃部隊を十分引き離してから撃墜する」の2つが主な方法です。

方法1(十分なDPSがある時
Dスキャンで輸送艦を探して接近→ワープ妨害&攻撃して破壊→戦利品を回収、となります。
必要なDPSはT1輸送艦で550dps。こちらの攻撃属性と輸送艦のレジにもよりますが、これくらいが攻撃部隊到着までにT1輸送艦(バッジャーを除く)を破壊可能な最低火力になると思います。T2輸送艦をこの方法で仕留めるのは難しく、1500dpsでも足りないかもしれません。

方法2(DPSが足りない時
Dスキャンで輸送艦を探して接近→1発撃ち込んで退避→コンバットプローブで特定→輸送艦から攻撃部隊を十分引き離す→輸送艦を攻撃して破壊→戦利品を回収、となります。
輸送艦は攻撃を受けるとシステム内のセーフスポットにワープし、採掘隊と攻撃部隊を伴って待機モードになります。そこでコンバットプローブを使って輸送艦の位置を特定します。
輸送艦の近くには攻撃部隊がいるので、輸送艦から100km手前にワープします。そしてワープ中に輸送艦と同じグリッド内の安全な位置(理想は輸送艦から1000km以上)にブックマークを取ります。攻撃部隊で一番速いタックラーでも1500m/s未満(コンドールは1569m/sでした)なので、1600m/s以上の速度で移動し続けられればブックマークは不要ですが、ブックマークを取った方が安全です。
セーフスポットでは輸送艦と採掘隊は静止しており、攻撃部隊だけ追いかけてきます。輸送艦から攻撃部隊を十分引き離せたら輸送艦にワープして撃墜します。
待機中の輸送艦はワープ妨害をしなくても逃げませんが、絶対とは言い切れません。

攻撃部隊にフリゲート以外の船がいる場合、方法2は難しくなります。特に戦艦は射程が長く(300km離れていてもHitした)、速度も200m/s程度と遅いため輸送艦から十分な距離を引き離すのに時間がかかりすぎます。攻撃部隊に戦艦が含まれている場合は諦めた方が無難です。
システムのSSが低いほど大型の船で攻撃部隊が編成される確率が高くなります。SS1.0でもレイブン×10が飛んで来ることもありますが、ほとんどの場合フリゲート6~8隻くらいです。


【輸送艦Info】

発生条件と行動パターン
輸送艦が発生する条件はシステム内にアステロイドベルトがあることです。ゆえにジタやドディクシーなどのベルトの無いシステムには発生しません。
発生するタイミングは採掘隊が現れてから30~90分(正確には不明)くらい経ってからです。よってダウンタイム明け直後に発生していることはありません。たぶん
発生場所は、ステーションがあるシステムではステーションから出港し、採掘隊から鉱石をある程度回収したら入港します。ステーションがないシステムでは宇宙のどこかから飛んで来て、回収後どこかに飛んで行き消失します。基本的にはこうなりますが、ステーションがあるシステムでもどこか遠くへ消えていくことがあります。
採掘隊がいる限りこのサイクルが繰り返されますが、毎回同じ輸送艦が出てくるとは限りません。T1がT2になったりT2がT1になったりします。そもそも毎回違う輸送艦なのかもしれません。
古い情報には輸送艦を1隻撃墜するとダウンタイムまで再発生しないとあったりますが、少なくとも同じシステムで同じ組織の輸送艦を2隻撃墜したことが何度かあるので、現在は無限湧きになっているかもです。
鉱石資源を枯渇させるためにCCPによって採掘NPCが強化されていた時期とそれ以前と現在では設定が異なっている様に見えるので、現在の仕様を正確に理解しているプレイヤーは少ないと思われます。

輸送艦のレジスト
どの攻撃属性にするかで撃墜までの時間が変わります。Fitを考える時の参考にしてください。カルダリ系だけ硬いタイプのT1輸送艦になっています。FOB由来の輸送艦は♦ブラッドレイダーはアマーと、♦ガリスタスはカルダリと同じです。
各地域でどの企業が採掘隊を出してくるか決まっているものの、1つのシステムに複数の企業の採掘隊が発生していることもあるし、ミンマター領にアマー系企業がいたりと地元企業だけでなく他国系企業も発生する地域があります。

大雑把な説明は以上ですが、詳細を説明するともっと長文になってしまうので撮影してきました。

【Fit例】

ヘカテ
ハウラー狩りするならヘカテと言うくらい長きにわたりハウラー狩りの王として君臨しています。高速、高火力、拡張プローブランチャーを無理なく積める!nice!! 
火力を強化するならリグを火力系に統一し、ブラスターを偏光(Polarized)タイプにします。ハウラー狩りではタンクを多少強化したところで捕まれば終了します。ノータンクで火力に極振りするのが定石です。
ミドルスロットに空きがありますが、これはブラスターをオーバーロードすることを前提にあえてそうしています。ブラスターをオーバーロードするのはハイスロットですが、リグを除く全スロットに空きスロットが多いほどヒートダメージが軽減されます。(※熱の蓄積は変わりません)例えばPVPフリートのタックラーが燃え尽きやすいMWDを3サイクル4サイクルと余分に回せるように、ハイを全て空きスロットにする場合があります。謎の原理ですが、そういう仕様になっています。
このFitでブラスターをオーバーロードさせる時に、私はプローブランチャーをオフラインにします。オフラインにしたモジュールスロットも空きスロットと同様に熱ダメージを軽減するからです。

アルファ仕様コーモラント
アルファクローン用のハウラー狩りFitです。要オーバーロードですけどバッジャー以外のT1輸送艦なら方法1でギリギリ落とせます。T2輸送艦は時間がかかるしコンバットプローブを使うのに大掛かりなFitの換装をすることになるので、対T1輸送艦専用として使っています。
これにワープを高速にするリグを2つ追加できます。
DPSはカタリストの方が良いですが、カタリストでハイセクベルトを飛び回っていると堀師の皆様に余計な心的負荷をかけてしまうので、オシャレなコーモラントを選択しました。
フルスキルのアルファクローンであればMWDをY-T8 Compact、リグをBurst Aerator IとCollision Accelerator Iにするとわずかに火力が上がります。
これはその他のT1駆逐艦Fit例です。アルファクローンでもFit可能にしてあります。
ほぼHisecGankingDD T2Fitですね。
もっと火力が欲しい時は海軍駆逐艦も検討してください。
コンバットプローブを使う時は画像の様に、CPUを確保するために必要なだけモジュールをオフラインにします。船によっては拡張プローブランチャー以外全てオフラインにしてもCPUが足りないものがあるので、ロースロットにコプロセッサーを積んでCPUを強化してください。


【輸送艦を探しやすくするための設定】

最高の索敵ツールはDスキャンですが、目的に適した設定ができないとDスキャンを使いこなせません。Dスキャンに何が表示されるかはフィルターで決まりますが、デフォルトの設定は必要なものが入っていなかったり余計なものが多すぎたりするので、何をするにしても使い物になりません。
何に重きを置くかは人によるので自分にとって使いやすい(見やすい)設定を検討しましょう。

Dスキャンウインドウではフィルターの切り替えしかできません。
Dスキャンに何を表示させるかを決めるフィルター自体の設定はオーバービュー側でします。
オーバービューでNPCやプレーヤーの船、オブジェクト等の表示/非表示を個別に設定してセーブしたタブがDスキャンウインドウ側でもフィルターとして使えるようになります。フィルターの設定を変更するにもオーバービュー側でタブを設定しなおしてセーブする必要があります。面倒ですね。
ハウラー狩りで表示させたいものは、まず♦輸送艦です。他にも脅威になる♦NPCやFOB、スキャナプローブやプレイヤーの船など、必要な物だけを選別してその他は非表示にします。
セーブしたらDスキャン側のフィルターメニューに入っているか確認しましょう。

コンバットプローブを使う場合は、プローブスキャナウインドウにも♦輸送艦等の必要な物だけが映るフィルターを作り、邪魔なアノマリーや無用のシグネチャなどを非表示にしましょう。



【副業としてのハウラー狩り】

NPC輸送艦をいざ探そうとしてもなかなか見つからないこともありますが、ハイセクでDED巡りやセキュリティミッションをしたりPVPをしにローセクを徘徊中であっても、火力が足りていればですが、Dスキャンに♦輸送艦が映ったら狩ってみましょう。慣れれば発見から1~2分もあればT1輸送艦を仕留めて副収入をゲットできます。

2023年5月27日土曜日

副業について

副業とは本業ではない仕事を指すと思いますが、EVE Onlineで副業って何でしょうか?
やりたい事を浅く広くやっているだけの私にとってそもそも「本業などない」わけですが、ここでの副業は「何かのついでに短時間でできて、ある程度の利益が見込めるもの」とします。

当ブログの保管庫には書きかけで放置してある記事が大量にあり、投稿済みの記事より多かったりします。未完の理由としては「書いている途中で飽きた」が半分。その他、公開すると私にとって不利益になると思われるものや、乱獲によって利益がガタ落ちする可能性が高いものなど理由は様々です。この度あらためてこれら未完の記事に目を通したところ、いくつか使えそうなものがあったので「副業」の範疇に入る内容に絞り込んで書き直してみようと思います。


【10分以内にできる事】

これはまず手始めにということで、投稿済みの初歩的な金策手段の応用合体技の様なものです。
ログインからログアウトまで10分以内にできる事は意外とあります。
ここでは私がたまにしかログインしないハイセクの僻地に滞在中のアルファクローンでやっている事をそのまま書きます。
使うのはこのヘロンです。
出航してシグネチャをスキャンし、データサイト(ゴーストサイトを含む)とDED1と2以外は無視します。
無ければゲートをジャンプせず即入港してログアウトですが、これらのサイトが溜まりやすいシステムを選んでいるので発見率は結構高めです。

数年前に新素材が追加されて以来、ハイセクデータサイトからの利益が爆増しました。
現在は控えめな価格に落ちていますが、これらが複数ドロップするので結構なお値段ですよね?
地域によってドロップするものが決まっているわけですが、これらの中でも安定して需要が高いCVが高値を維持し続けています。なのでデータサイトを狙うならCVがドロップする地域がオススメです。
これらがドロップすると1ハックあたり10~50Mくらいになります。これまでの最高額は80Mくらいでした。ハイセクのデータサイトですよ?
※2023.6.12 追記:これらは国家間戦争の各派閥LPストアで1M+600LPと交換できるようになるので、高くても1.6M程度で取引さるれると思います。
ゴーストサイトについては以前の三分の1くらいに価値が落ちていますが、それでも1ハックで5~10Mくらいになるので悪くないと思います。

DED1と2は低DPS&低タンクでもサイトの仕組みと戦い方を理解していれば数分(サイトによって10分程度かかるものも)で攻略できるので、時間あたりの利益が最も高いハイセクDEDになります。
何も手に入らないこともありますがドロップ率は割と高く、30~150Mくらいの収穫を十分期待できます。
これらはDED3や4由来のアイテムと比べて供給量が少ないため、Type-BやType-Cにもかかわらず安定して高額で取引されています。

以上、まとまった時間がとれないけどログインしたい気分の時にオススメの方法その1です。他にも組み合わせ可能なものがいくつかあるので、それらを加えるとデータサイトやDEDがなくても即終了することなく10~100Mくらいの何らかの収穫を7割くらいの確率で手にできます。
あなたがお持ちのアカウントで招待リンクを取得(https://www.eveonline.com/ja/recruit)すればデータサイトとDED1,2のためのスキルを備えた新規アルファクローンを即作成できるので、1アカウント作ってみてください。
私はこのアルファクローンでNPCハウラー狩りもしますが、それについては別記事にしようと思います。


【PI】

惑星開発(Planetary Interaction)です。
PIは設定しておけば自動で惑星資源が生産される半不労所得の様なものですが、私にとって鉱石採掘並みに手間がかかって、かつ興味のないものなので「副業」の範疇から外れます。
とはいえ、EVE Onlineで副業として最初に上がるのがPIだろうということで、「副業」に近づけた方法を書いてみようと思います。
※PIの基本についてはWIKI等で調べてください。またゲーム内でほぼ不労所得と言えるR&Dはとうの昔に下方修正され、現在はやるだけ無駄なので無かったことにします。(https://wiki.eveuniversity.org/Datacore_farming

PIに最も適した環境は資源の埋蔵量が非常に多いワームホールスペース(特にC1)ですが、そうなるとガチPIになるのでここでは省き、ソロプレイヤーで副業となり得るのはハイセクとローセク&ヌルセクという前提で話しを進めていきます。
副業として取得するPI関係のスキルレベルは4が上限くらいに考えてください。

ハイセク
惑星で生産されたPI品を税関に打ち上げる時に税金を取られますが、ハイセクでは税関の所有者(プレイヤー)が設定した%の税金にNPCからの10%がプラスされます。PI品を生産するコストは微々たるものなので、税金でいくら持って行かれるかがPIでの儲けに大きく関係します。
PIでは惑星から直で抽出できる原材料(R0)から、工場でP1→P2→P3→P4とより高グレードの素材に加工していきます。P3とP4はR0抽出から完成までの行程を1つの惑星で完結できない(プラズマ惑星は単体でP3のロボット工学:Robotics まで加工可能)ので、R0をP1に加工して打ち上げ→工場施設に特化した惑星に打ち下ろし→目的のアイテムに加工して打ち上げ、とするのが無理のないやり方だと思います。つまり高グレード品を作ろうとすると2回の打ち上げと1回の打ち下ろしをすることになり、ハイセクでは3回も高率課税を受けるので割に合わなくなってしまいます。
(※打ち下ろしの税金は打ち上げ時の半額)
ということで、ハイセクではなるべく課税率が低い&高値になりそうなP1もしくはP2の加工ができる一回の打ち上げで済む惑星を見つけることから始まります。
ハイセクでPIを続けるコツは誰に質問しても答えは同じだと思いますが、エキストラクターの設定を長期にして可能な限り手間を省くのが最善の選択です。高効率で利益を上げようとすると毎日10~20分もかけて手を加えないと回らなくなってストレスが溜まります。
加えて、PI品はまとまった量になると輸送が困難になるほど体積が大きくなってしまうので、ハイセクに限らずPIをオススメできない理由です。
以上、副業としてのハイセクPI術をまとめると、良い感じの惑星を見つけてP1を生産(P2は面倒)し週1くらいでエキストラクターの再設定および製品の打ち上げと回収を行います。付け加えると、税関の保管庫は大きめなので何回か分の打ち上げで限界付近まで貯まってから回収したり、商都等への輸送をフレイターの積載量を基準に十分な体積になったら一括して輸送契約で運んでもらうなど、全て自力でやってしまおうと考えない方が良いかもです。
※所有者が宣戦布告されて税関が攻撃されている(タイマーが作動している)のを発見したら速やかにPI品を回収してください。税関に入っているアイテムは税関と共に破壊されます。

ローセク
ローセクみたいな危ないところでエピタル飛ばしてたら即死だろうと思われるかもしれませんが、PVPしない派のソロプレイヤーがPIを営んでいるのを結構見かけます。
ジャンプフィラメントが導入されて以来、ローセクとヌルセクで頻発していたゲートキャンプは壊滅状態になり、飛び交っていたPVPerも希少になりました。FW(国家間戦争: Faction Warfare)の仕様変更に伴いある程度活気を取り戻したものの、おおよそFW地帯に限られます。場所を選んで危険を理解していればまず撃ち落とされることはありません。
惑星資源はハイセクと比べて豊富にあり、税金も控えめに設定していることが多く、そもそもNPC税がないので利益率が高くなります。
ローセクにはソロプレイヤーに友好的な勢力が多い地域があり、Jita価格よりチョイ安くらいの値段で買取をしてくれたりします。私もローセクでガスを吸っていた時によく声をかけられました。完全ソロプレイを貫く私は全ての提案を拒否してきましたが、騙して狩ってやろうというプレイヤーよりも善意と利益の両方で取引を持ち掛けられる方が多かった印象です。その手の交渉が億劫でなければ、ガスを吸いながら片手間でPIの設定をしてPI品やガスの買取も現地でしてもらえる快適環境の構築が可能です。前述した「10分以内にできる事」もローセクにおいて額が跳ね上がりますので、合わせてやると知らぬ間にバカにならない額の現金が財布に入っているでしょう。
悠々自適なローセクライフも悪くありません。現地勢力と親交が深まればPVPフリートに誘われたりで楽しみの幅も広がるかもです。
話をPIに戻します。
完全ソロでローセクPIを副業で営む時の一つの手段として、ナノマシンリペアペースト:Nanite Repair Paste(以下ペースト)の製造を提案します。ペーストは100%PI品から作られます。PI品は嵩張りますがペーストは非常に小さく(0.01 m3)単価が高いので膨大なPI品を極小サイズにしてフリゲートでも大量輸送できますし、FW地帯等のローセクマーケットバフに卸せば割高でもそこそこ売れるのでお勧めです。
また、比較的安全にFW地帯でPIを営む方法としてFWに参加する手もあります。参加した国家のFW後衛システムは敵対勢力の侵入が少なく、所属勢力のプレイヤーは仕様上友好関係にあるので交通量が少ないシステムであればほぼノーリスクで活動できます。
私は2か月ほど3つのアルファクローンでカルダリ、ガレンテ、ミンマター軍にそれぞれ参加しました。PVPしかしませんでしたがそれを元にPI環境を推測すると、カルダリ軍は参加数が多いものの有象無象の集団で味方であっても信用できないプレイヤーが多い印象だが後衛システムは広大。ガレンテ軍は劣勢を糧に頑張っていて好印象であるものの後衛システムが少ない。ミンマター軍は誠実なプレイヤー率が最も高く新規参入プレイヤーへの支援が手厚い。後衛システムも多く、取引量の多いローセクマーケットハブやハイセクのへク(Hek)がミンマター領にあるので割高での販売が容易。アマー軍に参加するアルファクローンをつくる前にFW活動に満足したのでアマーの事情は分かりませんが、お勧めはミンマター軍です。
ミンマター軍については下記を参照。

ヌルセク
ソロPI可能なヌルはNPCヌルに限られます。
惑星資源はSSが低いほど豊かになる傾向にあるので、ローセクよりさらに豊富です。
状況としてはローセクからFWを引いた感じでしょうか。
現地勢力との買取交渉はローより敷居が高いと思われます。
PI品のハイセク商都への輸送はハイセク直のワームホール経由が無難です。


今回は以上です。
次回からハウラー狩りとマーケット取引についてそれぞれ書くつもりです。
他にもあったら追加します。
あと、副業ではありませんがハウラー狩りと関係するので、ハイセク掘師の嗜みとしてのFOB攻略を番外編として書きます。

2023年5月7日日曜日

EVE Online 20th 記念イべント

どうもはじめまして。
モバトラ買ってきてとお願いしたらマグパイ買ってくるタイプの夫にお帰りなさいのキスをする新妻役のJitaの穴と申します。

イベントの戦闘サイトが難しくて初心者お断りな感じなので、今回はハイセクの戦闘サイト攻略について書きます。
データサイトについてはハイセクのみならず、ロー、ヌル、ワームホールスペース、ポチベンも同様にプローブスキャンでサイトを特定してハッキングするだけで、特殊な仕様やPVEの要素は皆無になっていますから省略します。


【イベントに参加する】

イベントに参加するのにSoCTとGuriのどちらにつくかを選択するわけですが、イベントタスクの報酬は同じになっているので好みで選んで良いと思います。

SoCT (Society of Conscious Thought)はジョビアン系の組織です。https://wiki.eveuniversity.org/Society_of_Conscious_Thought

Guri (Guri Malakim pirate cooperative)
海賊派閥の協同組合みたいなものです。

選択した反対勢力のサイトを攻略することでのみポイントが与えられますが、選択した勢力のサイトも攻略できるし戦利品も手に入ります。スタンディングにも影響しません。いずれも敵性NPCとしてガンガン攻撃してきます。選んだからといって味方になるわけではありません。
選択しなくてもサイトは攻略できます。違いはポイントがもらえないだけです。タスク報酬に興味がなければ無視してOKです。


【戦闘サイトの戦利品】

ハイセクの戦闘サイトのみに限定したキャラクター(SoCTを選択)で、イベントタスクが丁度完了した時点での戦利品一覧です。(スキルトレーニング促進のブースターを2つ使用済みです)
これが多いか少ないかは分かりません。1サイトあたりのドロップの当りハズレの差が非常に大きく、平均値を把握できていません。
感覚で書くと、Guriサイトで20~30M+バウンティー6.5M、SoCTサイトで10~20M(バウンティー収入無し)。これくらいが当たりドロップ無しの場合の平均値かなと思います。
収穫の期待値に開きがあるためGuriサイトは奪い合いになることが多いですが、SoCTサイトは既に不人気です。
個人的にはisk云々よりも、SoCTサイト内が白く発光するガス雲で満たされていて眩しすぎるだけでなくエデンコムのビリビリ攻撃が合わさり視覚を介して脳に作用した結果、めまいと頭痛と吐き気でガチで3時間寝込み、そのまま眠って翌朝目覚めたら治ってましたが二度と入るまいと誓いました。
追記:修正が入りガス雲の大部分が削除されました。

現時点で推定価格が反映されていないイベント限定ブースター等のアイテムがあります。また、今回のイベント以前から存在するアイテムの一部もESIの不具合か何かの影響で推定価格が0の物もあるようです。その分合計額が増えるかもしれませんが、これらは大量に供給されることになりそうなので、低グレートのブースターは二束三文になり高値のスキンも値崩れすると思われます。よって、現時点の推定額はあまりあてになりません。

例えば、これは現状での最高額に相当すると思われる当りドロップですが、Jitaでは売りが殺到して最安270Mで売られています。レアドロップぽいですがイベントサイトで割と手に入るのかも?
憶測ですが、最高額ドロップはアパレルスキンになるかもしれません。ドロップには過去のカプセラデイ限定アパレルスキンが入っているクレートが混ざっていることがあります。今のところ新しめでタダ同然の物ばかりしか手に入れていませんが、もしコレクター垂涎の初期スキンが出れば数十ビリオンで売れるかも?


【戦闘サイトのNPC情報】

イベント戦闘サイトのNPCは多種の妨害攻撃をしてきます。
ワープスクランブラー、ワープディスラプター、ステイシスウェビファイアー、エナジーニュートライザー、ECMジャマー、ターゲットペインターが複数同時に叩き込まれますが、どのNPCが何をしてくるかは文章にすると長くなるので動画投稿サイト等で誰かがUPしている攻略動画を検索してください。
ここでは主に攻撃属性とレジについての情報を扱います。

Guriではガリスタスとエンジェル混在でスポーンします。
第1~2ウェーブではフリーゲートから巡洋戦艦が様々な構成で現れます。グリフィン×7、トルネード×2の様に偏った部隊編成になることがあります。
第3ウェーブで戦艦が4~6くらい?のフリゲートを連れて飛んできます。
ボス戦艦のみが戦利品をドロップし、戦艦撃墜で残りのNPCは逃げていきます。
戦艦はラトルスネークかマカリエルのどちらか一隻です。


ガリスタス、エンジェルともにレジの傾向は一貫しているので最適な攻撃属性はEMかサーマルでしょうか?
体感ではどの属性を選択しても大差はないようです。私はハイセクではケルベロスを使ったのでキネティック一択でしたが特に問題はありませんでした。
NPCの火力はエンジェルが高めに設定されています。エンジェルづくしの編成でスポーンした場合は素のEMレジが弱い船だと危ないので、特に初戦は十分なEMレジ(50%以上)で挑んでください。


SoCTはエデンコム、コンコード、SoCTが混在でスポーンします。
第1~2ウェーブではフリーゲートから巡洋戦艦が様々な構成で現れます。
第3ウェーブで戦艦が4~6くらい?のフリゲートや駆逐艦を連れて飛んできます。
ボス戦艦のみが戦利品をドロップし、戦艦撃墜で残りのNPCは逃げていきます。
戦艦はプラクシス一隻です。


SoCTのレジは全属性均等です。エデンコムはEMとサーマルが弱めですが、どの攻撃属性でも問題ないと思います。
NPCの火力はEMが強めです。エデンコムに攻撃属性が表示されていませんが、おそらくEM強、キネティック中くらいの設定になっていると思います。戦艦は特にEM寄りなので、Fitを組む際はGuriと同様にEMレジに気をつけてください。

GuriとSoCTの行動パターンについて。
スポーンする距離はおおよそ20~60kmと離れた位置にワープアウトしてきますが、フリゲートで2000m/s超、戦艦でも1100m/sとか速めの速度で接近してきます。近くに来ると低速でオービットし始めます。
遠くに離れようとするNPCはおらず、15km未満の距離をキープするように行動します。一番離れるのがギラで、ガレンテweb(Federation Navy Stasis Webifier)がギリギリ届かない14kmです。
戦艦ではプラクシスが3km7kmをキープしようとするのは確認しましたが、Guriの戦艦は全てベタ付けにして撃墜したのでラトルとマカリエルがどれくらいの距離をオービットしてくるか分かりません。たぶんマカリエルは10km以内、ラトルは遠めな印象ですが15km以遠には行こうとしないはず。自信ないですけど。根拠としては接近した時に戦艦が軌道を変えようとするおおよその距離。ヘビーアサルトミサイルランチャー装備でProp無しのナイトホークを何度か見たことです。


【お勧め?の船】

今回のイベントの戦闘サイトに適した船はあまりありませんが、対プレイヤーを考慮しなければ必要十分なタンクと火力を確保できる船は多いので、その中でも入門艦としてFit総額をできるだけ抑えたものを2つ載せておきます。
止まったまま撃っているだけで攻略できるであろう十分なスペックになっていると思いますが、実際に検証していないので落とされても責任は持てません。不安な場合はFitを強化してください。

サイクロン
武器はヘビーアサルトミサイルランチャーが無難な選択です。
使用するミサイルの属性は各自で選択してください。
レイジ弾のみにしていますが駆逐艦とフリゲートにダメージが通りにくいので、ノーマル弾や海軍弾も持っていった方が良いと思います。
画像のDPSはドローンを引いた値です。イベントNPCはドローンを最優先ターゲットにする傾向が非常に強くまともな火力として使えません。ドローンに強烈なバフが入るギラでも気をつけていないと潰されると思います。使い道としては最終局面での対戦艦用として。また、あえてNPCにドローンを攻撃させ、落とされる前に引っ込めるを繰り返すことで被ダメを散らすデコイとして。逃げたい時のワープ妨害外しとして犠牲になってもらうこともできます。うまく扱えばベスパⅡやホーネットⅡを撃墜されることはありませんが、自信がなければ割り切って、潰されることを前提にホーネットⅠを10機積んでいってタンクが厳しくなりそうな時に一機ずつ出して盾になっていただくという手もあります。
トラクタービームはボスの残骸を引き寄せるために使います。低価格を前提としているので速度系モジュールが入る余地はありませんでした。そのままでは戦利品の回収に時間がかかることがあるので結構便利だと思います。なくても構いません。
シールドブースターを回しっぱなしにしなければニュートされても十分キャパシタが持つと思いますが、Fitの変更例として、強化するなら予算を上げて派閥バッテリーにするか、DPSを妥協してバリスティックコントロールを1つフラックスコイルにするか。いずれにしても強めのニュートにさらされるためFitシミュレーターでキャパシタが50%以上で安定するのを目指します。
パワーグリッドやCPUが足りないならトラクタービームを外し、それでも足りなければシールドブーストアンプをメタ品にしたりバリスティックコントロールを1つ外してCPUやパワーグリッド強化に充てます。3%オーバーまでならインプラントで解決することも検討しましょう。
巡洋艦以上の敵に対してレイジ弾で500DPSあればなんとかなると思われますが、なるべく高火力を目指してください。

ドレイク
サイクロンと被る説明は省略します。
キャパシタが尽きてもトラクタービーム以外は全て機能するパッシブシールドタンクです。
シールドパワーリレーを1つバリスティックコントロールにすると火力を高めつつ十分なタンクを維持できる(フルスキルで190hp/s)と思いますが、シールド回復量が耐えられる下限付近になって不安があるのでタンク優先にしています。
スペックが足りているか調べる安全で確実な方法は、モバデポと予備のバリコンとパワーリレーを1つずつ持って行き、戦闘しながらパワーリレーとバリコンを交換してみてどこまでタンクを削れるか検証します。ピンチの時はシールド残量が25%を切る前にロースロットを全てパワーリレーにしてください。余裕でタンクできるはずです。十分チャージできたらバリコンに。厳しくなったらパワーリレーに。また、モバイルデポはモジュールの換装だけでなくドローンベイにドローンを追加及び交換することもできるので、予備のドローンも持って行くと安心です。
モバイルデポの注意点として、モバデポを船のカーゴから外にドラッグアンドドロップすれば自動で起動開始しますが、使用可能になるまで1分かかります。また、Fitの換装はモバデポから3000m以内にいないとできません。離れるといざという時に間に合わなくなります。あとプレイヤーにモバデポを撃たれてダメージが蓄積すると使用不能になります。回収して再起動すれば再使用できますが、起動中は脆弱で撃たれると破壊されます。さらに言うとバンプ(体当たり)でモバデポ圏外にはじかれることもあります。そこまでしてくるプレイヤーはそうそういませんが念のため。


【対プレイヤー用の参考?Fit】

対プレイヤーといってもPVPではなくハイセクイベントサイトで高スペック艦相手に押し負けないためのFitです。

ケルベロス
まだ使うかもしれなので詳細は伏せます。
弾はスコージレイジのみを使用。ドローンはホーネットⅡ。
これとミッドグレードのクリスタルインプラントセットです。その他のスロットにはこのFitとは無関係のインプラントがささっている使いまわしのジャンプクローンですが、それでも高スペック艦に乗ったベテラン相手に勝負できると考えたのでそのままにしました。
テングやロキ、ナイトホーク、スレイプニル、ドレカヴァク、ギラなど最多で5人編成のフリートを相手に勝負しましたが今のところ無敗です。戦艦を先に落とされたこともドロップを取られたこともありません。ハイセクでは、ですけど。


最後に攻略とは関係ありませんが、ニューエデンストアに0PLEXで購入できる5万スキルポイントがあります。無料なので取り忘れのないように。